【解説】うつ病になって得たものと失ったもの【ワイ鬱】
ワイが鬱になったお話、略してワイ鬱シリーズのお時間です。どうも、NNさんです。
鬱病といえばマイナスしかない、デメリットしかないゴミみたいなイメージがあると思いますが、案外得るものがあったりするんですねぇ。
そこで今回はNNさんが鬱になって得たものと失ったものをそれぞれ説明していきたいと思います。
【うつになって得たもの】
・価値観
→いまいちピンとこないかもしれませんが、新たな価値観が芽生えたということです。
つまりどういうことかというと、人の弱さや現実を己で飽きるほど経験したぶん、より深い価値観を得ることができます。
・優しさ
→正直これが一番大きいです。
先程書いたように、人の弱さや脆弱性を誰よりも深く知ることになります。なので誰よりも人の痛みに深く寄り添え、分かち合えるようになれます。
・幸せ
→鬱になり、それを克服してから気づくのですが、「普通」ということがどれだけ幸せなのかを感じることができるんです。それまで当たり前だと思ってたことがどれだけ奇跡的なのか。幸せは作ったり歩み寄ったりするものじゃなく、気づいていないだけでもうそこに存在するものなんです。
・抗うつ精神
→うつ病は一度なってしまうと二度とうつになる前には戻れません。他の人からすると「え?そんなことで?」と思うような些細なきっかけでさえ、うつ病になる大きな原因になったりします。
何度も何度も幾回とうつ病の症状を連発すると、不思議と慣れてくるんです。そのうち
「はいうつ病きたwwくるならはよ来てさっさと帰れwwwてか外明るすぎワロタ」
みたいになります。いちいち凹んで沈んでたらキリがないので自然と開き直ってきます。
うつ病になるのは避けられませんが、なってからの立て直しの早さが神がかってきます。
・うつ病仲間
→同類は見れば分かるようになります。
「あ、こいつ元気に振舞ってるけど中身ボロボロやん」というように、同じ穴のムジナの匂いを嗅ぎ取れます。別にいらないスキルだけどね。
・思考・分析力
→過去の哲学者や思想家にうつ病患者が多いというのは有名ですね。うつ病になるのも「考えすぎ」が原因である。ともよく耳にします。
海外のとある大学の研究によれば、被験者のグループを健常者とうつ病患者に分け、それぞれに問題をいくつか解かせたところ、うつ病患者のグループは理想的な解答をほぼ全問にわたって解答した。というそうです。
「考えすぎ」でうつ病になってしまったものの、見方を変えれば「思考・分析力」に秀でていると捉えることができます。うつ病になって自分を毎日見つめているおかげで、さらに思考・分析力に磨きがかかります。
【うつ病になって失ったもの】
・目の輝き
→「目は口ほどに物を言う」という言葉をご存知でしょうか。マジでそれを痛感します。
いきなり友達に「お前ほんまに目ぇ○んでるやん。光が一切ないで」とかシラフで言われます。
こればっかりは勘弁して欲しい。好きで目を○なせてるわけじゃないんや。勝手に○んだんや。ほっとけ。
・人との距離感
→私の場合は人間関係が原因でうつ病になったので、深層心理の奥深くに人間に対する恐怖心が根強く残っています。これは恐らく一生消えません。どれだけ仲良くなっても疑心暗鬼になりますし、そのせいで心を100%開くことができなくなります。
ある程度は心を開くことができても、相手が人である以上どうしても距離感を少し多めに取ってしまいがちになります。
たぶんペットとかにしか心開けなくなります。
・自信
→シンプルに自信なくす。
・自分
→シンプルに自分を見失う。
はい、こんな感じです。
人によって感じ方は様々ですが、私は失ったものは大きかったけど、それ以上に得たものも大きかったと思います。
特に優しさや価値観なんてうつ病を経験しないと絶対に得れなかったと思います。
うつ病にならないのが一番いいと思いますが、なってしまったとしても、決して悪いことだらけというわけではないですよ。ってことを言いたかったんです。
ということで、
ちゃお〜